俺の高校は駅からすぐの場所にある。
けど、地元から離れてるため元中のタメは少ない。まぁ、それも通っているうちに慣れたから問題ない。
「よう、大樹おはよう!」
「なんだ、浜中か。」
二度目の煩い声。朝に弱い俺にとってはスゴく耳障りで仕方ない。
「なんだとは失礼な!!てか、今日最後のクラス替えだぞ?楽しみじゃねぇのかよ!?お前、俺と離れたらどうする?」
「別にどうもしねぇよ。ただ平凡に暮らすわ。」
「うはー、相変わらず冷たいねー。」
元から冷めた性格だからあまり友達はいなかった。けど浜中だけは俺と一年の頃から仲良くしてくれた。
「蓮ー!!うちら同クラだよ!!ついでに小林もー」