夏海side




あたし、死ぬのかな

君に愛してると言えずに



あと何日なの?


「いくな、いかないで、」

かすかに聞こえた愛しい彼の声


その声に

ここに居られたこと
君との、俊との全ての記憶が

私の頭によみがえる


結婚できなくてごめんね

あぁ、愛してるよ



「し、ゅ、」

『な、なつみ…?
夏海!夏海!』




「愛して、る
今まで、も、これからもずっ…」