バタッ___



勿論、そのままあたしは地面に倒れ込んだ。

それに、はねられたのにもかかわらず、意識がしっかりしていた。

やっぱり、まだこの状況が理解出来ていなかったのかも知れない。



「羅衣、羅衣!大丈夫⁉」

「大丈夫、だよ…」



そうは言うものの、やはり手足が動かせない。





そして、遠くから救急車の音が聞こえてきたのと同時に、あたしは意識を手放してしまった___