そして、少し大きい交差点に差し掛かった時、あたし達は青く歩行者横断を知らせる信号を合図に、道を渡っていた。

そしたら、急に大きなエンジンとブレーキの音が辺りに響いた。



___キキーッ‼



ドンッ‼___



「羅衣ッ___‼」



麻美に名前を呼ばれて、やっと我に返った。



___はねられたのは、あたしだったんだって。