余計なお世話だ。
「・・・きちんと向き合ってるからこそ、の対応だと思いますが。
むやみに気を持たせてはお互い傷つきます。」
「そうだな。
ただ、じゃぁ どうして、もっときっちり断らない?」
「・・・きっちりと、迷惑だと断ってるんですが。」
はぁ。
とわざとらしく上司はため息をつきながら髪の毛をくしゃっとかき上げながら
やれやれとつぶやく。
なんなんだ。
なんか、俺が悪いってなってるけど、
ちゃんと断ってるぞ。
そもそも、今回のディナーだってお前が無理やり行かせたんだろうが。
家庭を持つ気も、
誰か特定の人と付き合う気もない。
「市川。いい加減、レイナ嬢を解放してやれよ。」
はぁぁぁ??!!
何かが、ぷちっと切れる。
「・・・・・・・
・・・・・・・・・はぁ??」
思わず、心の底から不満が口をついででて、
上司である昴を睨みつけてし合った。