彼は、
カチャカチャと
パソコンから目を離さず、

勝手に休憩しながら
ドレスのパンフレットとにらめっこをしながら
勝手に悩んでいる昴に言い放った。



「・・・多分、どちらもいらないって言われるでしょう?」


昴が悩んでいるのは、恋人の志保に送るドレス。


「バカか。
 だから、悩んでるんだろ?」

呆れたように
昴は、パンフレットをポイと投げだした。


・・・っち。

おいおい。

解っているけど、
プレゼントするって、どーゆう神経だよ。