武は、メンドクそうに
「・・無理です。」

ぶちっっ


通話を強制終了した。


「・・・。大丈夫?
 取引先の、令嬢さんなんでしょ?」

「あー、平気。
 いつものことだし。仕事の時間外だから
 優しく丁寧に断る義務ないし。」


「ふふ。ずいぶん気に入られているのね。
 長いんじゃない?

 食事くらい、付き合ってあげたらいいのに。」


「・・・ナミ。
 もう 黙って。」

ちゅっ。

ちょっと不愉快そうに少し乱暴に
ナミの口をふさいだ。



~~♪♪


「・・・」

「・・・」



あぁ。もう・・


着信音に武は、ふーっとため息をついた。