そうだよな。
いくら、気に入ったからって
あの、レイナ嬢が急に 俺に監視つけたり、
いろいろ
身内を買収しようとしたり・・・しないよな。


普通は。


やり口が、ほんと 慣れている経営者・・・
ビジネスマンのやり口。



はぁ



きっと、昴様はうっすらと 気が付いていたんだろう。

始さんがレイナ嬢を・・・動かしているということを。


だから、
俺に何も言わず、勝手に『守って』くれていたんだろう。






「--悪いな。市川、武。
 途中で、僕がレイナちゃんと君を一緒にしたくて
 動いているのを昴がすぐに気が付いて、すぐに僕の次に行く・・・。

 昴とのこの 攻防が思った以上に楽しくて。」

「・・・でしょうね。」


いらっ。