「おぉ。ここ。」


きゅっと車を路肩に止めて、
降りたところは、



「公園・・・」

何にもない。
公園の前の少し開けた広場のようなところ。


「ついてこいよ。武。

 めっちゃうまいから。」


「・・・」

何が?!!


っと突っ込みたい気持ちを飲み込み、
ただただ無言で昴の後についていく。


朝の柔らかな光が木々の間を抜けて、

ほんと、いい天気だ。


この
メンドクせー上司と一緒じゃなければもっといい気分だろう。