まったく、一日二日 飯 抜いたくらいじゃぁ、
せいぜい脱水症状・・・

俺は、ふと、
通話口をふさぎながら 正樹に目をやる。

「なぁ、昴様から連絡があったのって・・・
 今朝??」

「ん?あぁ。
 そうだけど、、、、どうした??」


ちょっと不安げに、正樹が見つめる。

じゃぁ、
午前中までは元気だったってことか。


「・・・あ、三崎君?

 今日の午前中までは、昴様と連絡が取れているみたいだから
 大丈夫だろ?

 それに、食料も若干あるだろうし。」

冷蔵庫には水やお茶なども常備しているし、
茶菓子もいくつかあるから。


なんて、考えていたら、

『そうなんです。そうなんですが!
 僕、昨日から 内線かけても切られるし。
 パソコンでメールしても 返信がないし。

 僕のっ・・・僕の仕事が 悪かった んでしょう か・・・』


三崎君の声がだんだん小さくなってくる。