「でもアイツしつこくて…。
なんか会社まで同じになっちまってさ」



「じゃあ、槙田が一方的に好意寄せてるっつこと?」



「いーよな、イケメンはモテてさ~」



「……んなの…嬉しくない…」




俺はくるみのこと好きじゃないし、



俺は真央さんが…



『爽介…くん』



────かぁぁっ…




「松岡~、何赤くなってんの?」



「実は槙田のこと…」



「違う!
俺は、真央さんが…っ「ちょっと、喋ってるなら早く仕事に戻りなさい。」




すると俺や他のやつらが全然戻らないのを不審に思ったからか、



真央さんが給湯室にやって来た。




「真央さん…」