語尾はとても柔らかいのに、
口調はすごく刺々しくて、
爽介くんが怒っていることは、声のトーンからしてすぐにわかった。
「爽介…「もう、俺のことそうやって呼ばないで、『槙田さん』。」
爽介くんの言葉に、
槙田さんは泣きそうになっていた。
「爽介くん…ちょっと言いすぎじゃ…」
「これくらい言わないと、コイツはわかんないから…」
厳しい言い方だけど、
私より槙田さんのことを知っている爽介くんがそう言うんだから、
それ以上は何も言えなかった。
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