「あっ、遥香おはよう♪紹介するね!隣のクラスのかなとくんだよ!」


「かなとです。遥香さん?よろしくね!」


「うん!はるかって呼んでね!」


「あっあのねーさっき弟がさぁー」


ちなが話をそらす。


「あははは♪」


「あっ、靴はきかえるから」


そういって下駄箱でわかれた。


うきうき気分で廊下の角を曲がる。


「キャッ!」


誰かが急に力強くぶつかった。


「ごめんっ!大丈夫?」


前を見るとかなとがいた。


「だっ大丈夫だよ…」


バタッ……


「は…るか?はるか!!」


だんだん意識が遠くなる。