次の日


ピピピピッピピピピッ!


カチャッ


私は目覚まし時計を止めた。


「おはよぉ~」


家族に挨拶をする。


朝食の焼きたてのパンをかじる。


「よーっし、今日もがんばろーっと」


「頑張って来てね!遥香」


「うんっ♪」


パンを食べ終わると制服に着替える。


鏡のまえに立つと一つの白い水玉のシュシュを手に取った。


「このお気に入りのシュシュ、つけていこーっと♪」


私は鏡の前で丁寧に髪をくくった。


みんな気づいてくれるかなー?


「行ってきまーす!」


私は玄関を飛び出した。


私の家から学校まで歩いて10分。


学校は結構近い。


「あっ、ちなとゆうだ!」


「右端にいる男の子は?」


とりあえず私はちなとゆうに声をかける。


「ちな~ゆう~」