【side 流羽】


俺は最初見た時から、他のやつとは少し違うと思った。

女の子だったけど、俺たちに媚を売ろうとは決してしていない。


みんなが「「「「綺麗・・・」」」」と言っていた。

俺はその時、倉庫の中の様子を見るのに夢中だったんだ・・・・・


みんなが綺麗と言っていた方を見た。


「綺麗・・・////」


ほんとに綺麗だった。

ドキッ・・・

何今の?



俺が誰かに恋するなんかあり得ない。


俺は恋をしてはいけないんだ。


いや。恋をするのが怖いんだ。



でも、もう一度恋したい。
美結を見て、素直にそう思えた。


美結になら・・・

俺の過去を話しても大丈夫なんじゃないか・・・・・・


今度、言ってみよう。



【side 流羽】