嫌ではないけれど、いつもと違う触り方に動揺してしまう。

そんな私を見下ろし、数秒黙りこみ再び下着に手をかけ素肌にふれた。


「僕…早くないけど」


「そ、そういう意味じゃなくて…」


「いのりが、わるいんだよ」

「は、はい?」

「グレンとのこと秘密にするから」

「秘密にしたわけでは…」


「もう、いいよ。無理に聞かない。そのかわりに、満足するまで付き合って」

「ま、満足!?」


そんなの、体力がもつわけがない、ただでさえ、今日は気疲れしたんだから。



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