「は、はぁ…?」


「フェイランに煩く言われても、1枚も目を通さないし、サインもしない。それなのに、今日僕が目覚めたら机の上には処理済みの資料がやまずみだった」


返す言葉が見付からず、見上げていた視線を戻す。



「で、なにが、あったのかな?」

「それは、その…よく、わからない、です」


「よくわからない?それは、言えないことをしたって、意味?」

「してません。そうじゃなくて」


「もう、いいよ」

ドサッとベッドに押し倒されたと思うと、そのまま熱いキスが私を襲った。