背中に感じる温かい熱と腹部に触れる大きな手。

「あの、海鈴さん?」

「いのり、僕のこと避けてない?」


唐突に言われた言葉。

嘘、やっぱり、バレてた?

「いや、その…」

「まさかとは思うけど、グレンと何かあった?」