そんな私を視線で追い、頬杖をつく姿にそのまま言う。
「そう。集まって、交流を深めるんだ。言ってしまえは、娯楽だよね。みな、本来の姿に戻ることを許された日だから」
「その、姿って、怖いですか?わたし、あまり見たことないので」
「こわくないよ、多分ね」
ギシッと音を鳴らしながら立ち上がり、椅子に座る私の肩に手を回される。
近すぎる距離。ふだん、もっと近くにいたはずなのに、やはり、今日はそのブルーの瞳をみてもグレンさんしか、浮かばない。
髪にあんなキスをするから…
つい、あの時の感覚がよみがえり彼から離れ
、ベッドにすわる。
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