(もしかしたら…)


優里香はじぶんの気持ちに
気づき始めていた


この気持ちが「恋」なのかもしれない

いや、この気持ちが
「恋」でないのなら
なんなのだろう




「好き…かも」

キラキラ輝く公平くんを見ながら
思わず心の声が外に出てしまった


その声を、
隣にいた夏梨は聞き逃さなかった