「君が死んだら、世界は少しでも変わるのかな。それとも、悪くなるのかな」


「なっ……」


「好奇心って大切だもんね。だから、

僕の遊びに付き合ってよ。
【失望】させない程度にさ」



ひゅっと風をきる音と共に鋭いフォークの先がマスターの鼻筋へと投げられた。

近距離だったものの、首を傾けよけたマスター。フォークは後ろにある棚へとサクリと刺さった。


それに「おもしろいねえ」とでも言うかのように4番目は手当たりしだい、次々とフォーク、ナイフ、スプーン。

ついには自身の座っていた椅子までも片手でヒョイと持ち上げ投げつける。