ジリリリリ・・・。
部屋中にけたたましくケータイのアラームが鳴り響いてる。
「あー、もう。うるさいなぁ」
布団の中のどっかにあるケータイを手探りで探す。
「んー、あ。なんじゃこれ？」
何か、柔らかくてぬくもりのあるもんが。
なんや？と思い布団をめくってみると、そこには・・・。
「え、なんでここで。」
目の前にある物体は布団をめくったため寒いんか、体をまるめて「うーん」とうなってる。
頭の中が真っ白になった。
ジリリリリ・・・。
部屋中にけたたましくケータイのアラームが鳴り響いてる。
「あー、もう。うるさいなぁ」
布団の中のどっかにあるケータイを手探りで探す。
「んー、あ。なんじゃこれ？」
何か、柔らかくてぬくもりのあるもんが。
なんや？と思い布団をめくってみると、そこには・・・。
「え、なんでここで。」
目の前にある物体は布団をめくったため寒いんか、体をまるめて「うーん」とうなってる。
頭の中が真っ白になった。
ちゃうちゃう。
んなわけ、あるかいな。
なぁ、まさか美羽の部屋で男が寝て・・・
「なんでお前ここで寝てんねーん！」
目の前にある物体を蹴り飛ばす。
「んー。お前なにするん」
「なにするんとちゃうやろ！なんで、新がここで寝てんねん」
「なんでって、俺ら昨日ここで遊んでたやろ？だから・・・」
「へ？遊んでたってあのあとアンタ帰ったんとちゃうかったん？」
そうそう・・・。
昨日はうち、大阪に引っ越してきて幼馴染の高野 新(たかの あらた)が家に家族で遊びに来ててんけど、新帰ったはず・・・やったよな？
玄関まで、新も新の家族も見送りにいったし。
やのに、なんで・・・・？
「あれ？お前知らんかった？俺、結局美羽の家族に泊まれって言われて泊まっただけやけど」
「あ、そうやったん？ふーん。って納得できるかアホ！」
そんな、泊まったけど何か？って顔されても困るわっ。
うちは女。
新は男。
高校生にもなってなんでうちが、同級生のそれも幼馴染と１つの布団の中で寝なあかんねん！
ほんま、わけわからん。
うちの親も一体何を思って新をうちの布団で寝かせたんやろ。
ママ、天然やからな。
ま、スイッチ入ったら怖いけど。
あ、そういや自己紹介してなかった。
うちは竜宮寺 美羽(りゅうぐうじ みう)
桜ヶ丘高校に今日から通うことなった、高校2年生や。
昨日、大阪から引越ししてきたところ。
やから、こんなバリバリの大阪弁やねん。
10年くらい前まで、うちもここ住んでてんけどパパが転勤なってしもてな、大阪に引っ越したって訳や。
こいつ、新はもう言ってしもたけど、うちの幼馴染。
家族ぐるみでずっと仲良いんや。
キャンプとかも一緒によくいってたわ。
新、優しいし、男前やけど何かズレとってな。
今日、学校行かなまだうちのクラスわからんけど新と一緒やったら・・・。
もう、笑うことしかできひん(笑)
ま、それは後ほどわかるわ。
じゃ、自己紹介このへんで。
話続きね。
「もぅ、今回はええわ。次こんなことがあったら・・・。覚えとけ」
「アイアイサー」
はぁ・・・。
ほんま朝から疲れる。
そういえば、今何時・・・？
「新？今何時？」
「え？今、8時」
「8時かぁ。え？8時？遅刻やんけー！！」
「あ、本当や。遅刻するな」
「何を、お前はのんきなこと言ってんねん。はよ着替えて学校行くで！」
「はーい」
今日、初登校やってのに。
初日から遅刻とかありえへん。
「最悪・・・」
新に聞こえないように、ボソッと吐き捨てた。
