それからしばらくして
5月22日。
1ヶ月記念日。
隠し事はやめようと思って全部言った。
「清也、きいてほしいことある。」
「なに…?」
あたしは全部言った。
深夜徘徊したこと。
リストカットしたこと。
元彼に言われて気にしてたこと。
レイプされたこと。
それを聞いた清也は暗い顔をしていた。
あ…もうふられるな。
そう思っていた。
「…辛かったんだな。」
清也はそういった。
「俺がいるから。もう過去のこときにしないで。ずっと一緒いるから。大丈夫だよ。」
あたしは確信もないこの言葉を信じた。
清也なら違う。
清也ならずっと一緒いれるはず。
それがあたしをおかしくした。