「……いやー、でも良かったなぁ!」

放課後。

学校近くのファミレスで、
メロンソーダとガトーショコラを食べながら、千尋が嬉しそうに笑った。

千尋の隣には舞華、舞華の正面に俺、その隣に秀人という配置だ。


「仲直り出来て良かったな、竜君!」

「うん…。それはまぁそうなんだけど、千尋その気持ち悪ィ組み合わせどうかなんないの」

「まぁケンカっつっても超子供じみた馬鹿馬鹿しいケンカやしなぁ」

「…………」