練習はきついけど、
それに勝るやり甲斐が感じられ、
毎日楽しく、充実した日々を過ごしていた。


顧問が変わって1年目、
新しく始動して僅か4ヶ月で
出場したコンクールで
金賞を手にした。

私を含め、部員全員が
泣いて喜んだ。
金賞と言っても7校設けてあり、
たしか、あのときは6位通過。

「来年は1位通過よ!」
と言い、九州大会も終え、
夏のコンクールは幕を閉じた。



まさに青春だろう。



そこからあっという間に時は流れ
3年が卒業し、自分達は
最上級生。
一気に指導する立場に変わった。

戸惑いながらも、何とか
指導はでき、1年前に目標にした
「来年は1位通過」
これを実現させた。

今までどんなに頑張っても
勝てなかった数校の強豪校。
それを、経った1年で追い付き
追い抜き、そして
ぐんと差をつけ突き放した。



今でも脳にあり、鮮明に覚えている。