おさまったと思っていた、
なのに、また来たんだ。


最悪だった。


あの日は、国語の宿題を
するのを忘れたから
友達の机に、前屈みの体制で
宿題をしていた。



カシャッ



そんな音がしたことに
全く気付かなかった。





放課後、教室の後ろの掲示板に
パンチラとかかれた紙が
貼ってあった。

なにこれ、うちのこと?
ふと思った。
女の子の絵が書いてあった

その絵がどことなく
私に似ていて…。

じっと見ていると
「それ、○○さん達が書いてたよ
あと、お前写真とられてたよ?」

「写真?」

「おん、パンツの。気づかんかった?」


は?
パンツの写真?
なに、なんのこと?

「いつ?」

「今日、宿題してたとき」


え?何で気づいてたのに
教えてくれなかったの?

「なんで、言ってくれなかったの?」

「なんか言われると思ったからさー」





───────そう言うことか。

「…あっそ。いってくれればよかったのに」


そういってこの話は終わり、
学校をでた。
どーしても腑に落ちなくて、
彼氏と会って、話を聞いてもらった。

この彼氏は、
地元の友達の元彼(自称)らしい。
そんなこと、
あたしには関係ないが。


「ってわけよ、なんか、おかしくない?
普通教えてくれるよね?」

「あぁ、普通わな。
てかお前のクラスの連中ゲスい。
死ねばいいちか。
お前大丈夫や?
一学期もなんかあったんだろ?」

「ぅん…。なんか、友達とか
よくわかんないや。」

「まぁ、もし友達と何かあっても
大丈夫。俺がいるから」

彼は私が安心できる言葉をくれる。
私のことを一番に思ってくれて、
今日だって私のために一時間
待ってくれてて、その上
こんなつまらない話を
真剣にきいてくれる。

「もぉ9時か、そろそろ帰ろう?
親も心配するど?送るから」

そういって暗い中家まで送ってくれた。