…バーン
「わぁ」
ゆきながそう言って空を見ていた。
俺も気になって空を見ると、大きな花火が上がっていた。
「ゆきな」
「ん?」
「きれいだな」
「そうだね!」
しばらく花火を見ていると、翔太と沢田と創は少し離れたとこにいた。
たぶん俺たちを2人にさせようとしてくれたんだろう。
ちょっと申し訳なかったけど、2人になれたことが嬉しかった。
「…剣也」
「ん?」
そのとき、ゆきなが俺の手をにぎってきた。
「剣也…好きだよ」
「俺も好きだよ」
そう言って俺は手をにぎりかえした。