自分が泡となった日、ルイスも共に逝く事を選んでくれたのだろう。
そんなルイスの気持ちが嬉しくて、ルイスの胸に顔を寄せる。
あぁ…、
私は死んでしまったのに、こんなに幸せで良いのだろうか?
そう…、
自分達だけが、幸せになってもいいの?
…私達が残してきた人達を思うとそれはいけないような気がして、ルイスの顔を見上げた。
「ルイス…、あなたとこうして一緒にいる事が出来て私はすごく幸せ。でも…」
「………」
「他のみんなとも、一緒に幸せになりたい」
マリアの言葉にルイスは微笑む。
「そうだな…。もう一度、俺達二人生まれ変わって今度はみんなを幸せにしようか」
「うんっ!」