麗華さんの体がキラキラ輝く砂となり、ナイフの中に入っていったのを見届けた後、動かなくなった裕也さんの後姿をジッと見つめた。 その後姿を見ていると私まで辛くなり、思わず顔を背けてしまう。 私が裕也さんの前に現れなければ、こんな事にはならなかったのに--- そう思うと麗華さんに対し、申し訳なさでいっぱいになった。 本当にゴメンなさい…。 麗華さんにそう言いたくても、もうここにはいない---