「まりあ…、体の方は大丈夫か?」 「あ、はいっ。全然、大丈夫です」 「そうか…。私の妹の事、今まで本当にすまなかった」 ゆっくりと頭を下げる私に、まりあは手を振り全然大丈夫といってくれる。 大丈夫ではなかったはずなのに、この子は本当に優しい子だ--- そして…、 「二人とも…、やっと人間同士で結ばれるのだな。本当におめでとう」 「ありがとうございます」