………と、そこで気がついた。 そうだ、私--- 蒼ちゃんに、今まで守られていたんだ。 今頃になってようやく気付いた私は、自分が情けなくて唇を噛む。 今の今まで…、 全く蒼ちゃんに感謝する事なく幼なじみとして一緒にいたけれど、よくよく考えてみると、蒼ちゃんはずっと私を守ってくれていたのだ。 「私って最低だ………」