「俺をほったらかしにして、考え事をしていたお仕置き…」 そう言った敦さんは、私に近づき頬にキスをしてきた。 「……へっ?」 「まりあちゃんのコロコロ変わる表情を見ていて、スッゴク楽しかったけどね」 唖然とする私の肩に手を置き、私の体を反転させてから背中を軽く押す。 「ほら、頑張っておいで。俺はまりあちゃんの人魚姫役、大好きだから早く見たいな」 「………はい」