サークルの方は、どんどん会員が増えていっているようだったわ。


「目から鱗が落ちました」


「感動しました」


会報を読んだ人からそんな風に言われるんだって。


感動させる為に書いてるわけじゃない!母はそう思ったみたいだけどね。


「もう私は何を伝えていいのかわからない」


そう言って母はサークルから抜けたの。


涼太がわかってくれている。
それだけで十分だと母は思ったのかも。


それにサークル活動よりも、私と涼太をしっかり育てたい、たくさん遊んでやりたい。
そう思ったんだよね。