*愛花Side*

「愛花さま、おはようございます♪」

「おはよ」

「愛花さま、今日もお綺麗ですね!」

「そう?ありがと」


あたしに群がってくるヤツらを適当にあしらって、廊下を進む。


あたしの頭の中は、大事な大事な幼馴染み…円香のコトでいっぱい。


イジメられてない?

からかわれてない?

変な男に声かけられてないよね?




円香と離れるなんて、イヤ。

なんであたし、円香と同じ学年じゃないの??



もし円香に彼氏なんかできて、あたしから離れていっちゃったら…あたし、壊れちゃうカモ。



あたしの円香は……誰にも渡さない。