「もう9月だね」

「うん、あと一週間で私、18歳」


…私がどんなに泣いたって、立ち止まったって、転んだって…


時間は変わらずに流れていくんだ。


どんなことがあっても、時だけは前に進み続ける。


…蒼太…

蒼太の時間は、もう止まってしまったけど。

私の中では、続いてるよ。


「…二年も経っちゃったんだね…」


もう泣いたりしない。


さみしいけど…蒼太のことは、忘れないから。