そんな… シロ…助けてよ… 私を…見捨てないでよ……! 口を手でふさがれて、ナイフを突きつけられて―――立たされる。 もう…ダメだ。 頬を一筋の涙が伝う。 諦めて瞳を閉じて…歩き出した。 ―――そのとき、だった。 「テメェらなにやってんだ!!!!!!」 公園に響き渡る声。 私がよく知る、その声は――――― ……優也……!