なんで。 なんで、今も、昔も。 こんなひどいことをするの? 少しだけ考えて、今度は先輩が口を開いた。 「いやぁ、ただ単に、超可愛い奈央ちゃんと一緒に遊びたいなぁって?」 そんなくだらない答えを口にした瞬間、先輩は私の腕を掴んだ。 「なっ、なにするんですかっ!!!!」 「そこに車停めてあるから、行こっか」 ―――やばい。 やばいやばいやばい。 このままじゃ私は―――――