「君たち何年生？」
そう軽く聞いてくる中島慎之介。

「私たち1年生です！」
そんな中島慎之介に嬉しそうに答えるメイ

「そっかそっか♪
えらい可愛い子やなと思ったら1年生か～」
普通の人なら絶対喜んでしまうであろう言葉も私にとっては嫌味のようなものだ。

「いやぁ～可愛いだなんて♪」
……何がいやぁ～だよ！
ここまでくるとメイは止められない。
完全に2人の世界に入ってるし。

「えっ。あの2人どういう関係なん？」
「知らんわ。」
こそこそ会話を始める山下拓と平島文也。
挙げ句の果てには
「なぁ？あの2人どういう関係？」
と平島文也が私に聞いてくる始末

「知らんよ。」
そう答えると
「そっけないなぁ君。名前は？」
「小林ユイ…」
結局答える私。

「へぇ～ユイか。OKOK」
何がOKなのかさっぱり。

そのまま意味もなく平凡なはずのお昼休みが不幸なお昼休みになっていた。