ーーー二年の秋


"シン、勉強してる?"


テスト勉強をしようと、ノートを広げていた。
でも、やる気が出ずに、スマホをいじっていた。

そんな時、西野からアプリで連絡がきて、私はテンションが上がった。


"してないよー笑"


わくわくしながら、既読がついたのを見ていた。
30秒も経たないうちに返信がきた。


"好きな人いる?"


びっくりしたのと、緊張で、胸がすごく高鳴った。

好きな人、いるよ。
西野…西野が好き。

なんて言えるはずもなく、私はごまかした。


"さぁー?笑"


さっきよりもドキドキしながら、ペンを持つ手が震えていた。

あ、既読ついた。


"えー笑
教えて!"


えー、だって。
かわいいなぁ。