「聞いてたのか?今の話を……」



近くで見る悠斗の顔は小さく色白、目は切れ長で中央に綺麗にまとまっていた。



絋佳は質問に答えることもできず、悠斗のことをジッとみていた。



『あれ?私、彼とどこかで会ったことある?』



頭の中を何かよぎった瞬間のことだった。



「今、俺は苛立ってるんだ!質問に答えろよ!」


力強い腕に掴まれて、あっという間に近くにあったベッドの上に押し倒されていた。