小さかった頃の私は、
このとき本当のばいばいの意味を理解できてなかったの。

いつも言うばいばいだと思っていたの。
だけど、しょうちゃんは
いつものばいばいじゃないってことをわかっていたんだよね。

最後にしょうちゃんが言った。
「僕も忘れない。
大好きだよ」

しょうちゃんは、
ずっと忘れないでくれた。
約束を守ってくれた。