「なっ...!」

私が一気に耳まで赤く染めるのを見れば、結城は口角を上げながら

「 本望だろう? 」

と言い放った。

「 本望です、けどっ...! 」

完全に楽しまれている事や結城のペースに乗らされている事を解っていても、何処か嫌な気はしなかった。