「んもう、そんなにくっつくな〜」

友達があたしをグイッと押し戻す。

彼氏さんはそれを無視し、
「相澤?
…ああ、あの眼鏡かけた小さいやつ?って、睨むなよ」

睨んだつもりはない。
だがムカついた。


「あいつとは同じグループになったから、少し話したぞ。

結構しゃべったけど、面白いこと言ってたな。

『日光が気持ちいい。
俺もこんな光を浴びて、
光合成できればいいのに』

って」


「うわっ。ってことはその子植物になりたいってわけ?」

「うーん、どうだろう。
けどそんなに暗いやつには見えなかったぜ」