”ドンッ”
「キャ…!」
「いってぇ…」
「ご、ごめんなさい…!」
床に散らばった教科書を慌てて拾い
ぶつかってしまった相手に謝り
顔をあげる
わー…カッコいい男の子ー
こんな人このアタシ達の学校にいたっけ?
目は切れ長だし
鼻筋スッとして高いし
肌白いし
「あのさ…」
”ビクッ”
目の前にいる男の子に話かけられて
ビックリするアタシ
「大丈夫?」
「え?あ、はい…大丈夫です!そっちこそ大丈夫ですか…?」
「あー大丈夫。俺こそごめんね」
と言って去って行ってしまった
後ろ姿をボーっと見ていると
音楽の時間なのを思い出した
「いっけない…!」
そしてまた急いで音楽室に向かう