え・・驚いて振り返った。透き通るような白い肌に綺麗な黒髪・・・この人、似てる、夢の中の人に・・

「あなた、誰なの?」

彼は少し笑って

「白神健」とだけ答えた。そして
 
「俺はお前の前世を知っている。」

は・・何言ってるのこの人

「あの違えじゃ無いんですか?」

「いいや、お前の前世の名前は美緒だ。俺のこと覚えてないのか?ならしかたが無いな・・。悪く思うなよ・・」

そういって健が近づいてきた。

「ちょ・・なにすんの」

健は私のおでこに手を置き変な呪文を唱え始めた。

「白夜未弥の魂よ・・己の過去を思い出せ、・・」

あれ・・なんだか・・・眠くなってきた

「なに・・・したのよ・・」

「大丈夫だ。目が覚めたとき俺の名前も分るはずだ。今は眠れ・・・」

そして私は眠りについた。