ステージが開いた。





「香連らしくやれ♪」

そう背中を押してくれた日を思い出す。




この前、失敗してしまった部分のダンスも歌の音程も間違えることなく踊りきった。



観声と拍手が鳴り止まない中、
客席と同じ数のペンライトとステージのライトが
私たちを温かく照らした。