「はぁ、はぁ、」

息切れしながら病室の中に入った。


そこには泣いている隼人の母と顔に白い布を被った隼人の姿だった……。




「香連ちゃん…。来てくれたのね。」

そう言って私の背中をさすった。




悲しすぎる事実に涙も出ず、言葉を失った。