私が呆気にとられているとチャイムがなった
「あ、お客さん」
ふと現実にもどった私がかけていって扉を開けると
昨日見た渦が
玄関一杯に広がっていた
後からついてきた彼があっ、と言って急いで玄関を閉めた
………
二人の間に気まずい雰囲気が流れる
先にくちを開いたのは彼だった
「会っていきなり言われても困るかもだけど、俺、あっちから、つまり魔界からきたんだよねぇ。」
「はぁ?そんなとあるわけないじゃないですか」
一瞬呆然としたがなんとか答えた
魔界?
なにを言ってるんだろう彼は。
「あるんだよ。俺の産まれたとこ。俺悪魔なんだよね〜」
はぁぁぁ?!
なんじゃそりゃ?!
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