私は本能身を委ねて敵を倒した。 だんっ がすっ ばしっ ひらひらと舞う花びらのように、地面に悪魔が落ちていく…… 勿論、急所は外して地面に落ちた時の衝撃も考え、殺さないようにする。 全員倒し我に返った私はイアをみた。 イアは悲しそうな、それでいてどこか嬉しそうな、複雑な表情を浮かべた。 そんな彼の顔を見ていて、私は嫌な事を思い出してしまった。 .