ここ、妖精の国では天使や悪魔は領土に入れない。




天使の羽があるなんて有り得なかった。










なら、可能性は一つ………

全ての種族の血を受け継ぐという、ニアにしか犯行は実行できなかった。




妖精達は、今まで優しく笑顔で話し掛けてくれた彼等はもうここにはいなかった。



向けられるのは冷たい視線ばかり。


ニアは違うと言い張ったが、聞いてくれるものはいなかった。






そんな中、ただ一人ニアを信じたのはクイーンだった。